埼玉県越生町
概要
越生町(おごせまち)は、埼玉県のほぼ中央にある人口約1万1千人の町。関東三大梅林の1つである越生梅林を有する。
歴史
入間郡越生町が成立。
1955年2月11日 - 梅園村を編入。
町名の由来
「越生」を「おごせ」と読む難読地名であるが、その由来は諸説あるものの、この地が関東平野の西端で秩父山地に接しているために秩父地方との往来は尾根を越していかねばならず、その「尾根越し(おねごし)」が「尾越し(おごし)」となり、それがやがて「おごせ」と変化したと言われている[1]。また、柳田國男も次のように述べている。
埼玉縣入間郡越生(オゴセ)町、群馬縣利根郡赤城根村生越(オゴセ)などの例は、寧ろ峯越ヲゴシの意味ではあるまいか。(中略)地勢も峰越の方がふさはしいやうに思はれる。
— 柳田國男、『山の神とヲコゼ』寧楽書院、1936、pp.102-103.