東京都港区
港区(みなとく)は、東京都の特別区の一つで、23区西部に区分される。
概要
企業が本社を最も多く構える区の一つであり、いわば日本のビジネスの中心である。東京23区の中央からやや南東寄りに位置している。特に、虎ノ門・新橋・芝をはじめとしたオフィス街では、経済活動が非常に活発である。青山・赤坂などの商業エリアや、六本木などの歓楽街、麻布・白金台などの住宅街、汐留・台場などの大規模開発地区があり、さまざまな表情をもっている。東宮御所・迎賓館(赤坂離宮)をはじめとして芝公園・白金台の自然教育園など緑地帯が豊富な自然環境である。駐日大使館や外資系企業も数多く立地しており、外国人居住者も人口の約1割を占める。 江戸時代は広大な武家屋敷と町人町が存在する街で、文京区と同様の混在した街であった。
歴史
沿革
1947年(昭和22年)3月15日、当時の芝区、麻布区、赤坂区が合併して港区となる。この際、各町名にはかつて属していた区名が冠されている(例・旧赤坂区一ツ木町→港区赤坂一ツ木町、元赤坂町・本芝など一部例外あり)。その後の住居表示実施により、現存しているのは旧麻布区の2町のみとなっている。
3区の合併時には各区の関係者から新しい区名案が提出されて審議が進められ、区名の案の一つに「今後の我が国の発展は貿易の振興にあるが、その素材とも言える東京港を抱合している」ことから「東港区(とうこうく)」が候補になるも「東港区」では「東京都東港区」のように似た音が重なるので「東」の一字を除いて「港区」になった[1]
1979年の13号埋立地完成により隣接自治体に江東区が加わった以外、港区にはあまり大きな変化はない。
大きな事件
麻布住吉会幹部射殺事件
お台場フィリピン人バラバラ殺人事件
新橋ストーカー殺人事件
第一ホテル殺人事件
永山則夫連続射殺事件
村井秀夫刺殺事件
青酸コーラ無差別殺人事件
三井物産爆破事件
11代目市川海老蔵暴行事件
六本木クラブ襲撃事件