東京都大崎駅
大崎駅(おおさきえき)は、東京都品川区大崎一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京臨海高速鉄道(TWR)の駅である。
1980年代以前の大崎は山手線沿線地帯の中でも特徴の無い工場地帯であり、工場で働く従業員以外は訪れない地区であった。繁華街として賑わっていた隣の五反田とは対照的だった。しかし80年代後半より始まった大崎駅東口地区の再開発によって、大崎ニューシティ、ゲートシティ大崎などの複合施設が相次いで開業し、東京副都心の一つとしてにわかに脚光を浴びるようになった。さらに埼京線乗り入れ、東京臨海高速鉄道りんかい線開通、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線の運行開始などにより、品川と並ぶ山手線南端の交通結節点となった。
21世紀以降に大崎駅西口方面の再開発が本格化し、現代的なビジネス街として大きく発展した。2007年10月には明電舎跡地にThinkPark(地上30階)がオープンし、2011年7月には、ソニー旧大崎西テクノロジーセンター跡地にNBF大崎ビル(旧:ソニーシティ大崎・地上25階)がオープンした。また、2014年1月には大崎西口地区最後となる大崎ウィズシティ(地上24階)竣工し、10月には大崎西口公園が開園、そして残る交通広場には2015年12月に大崎駅西口バスターミナルが整備された。その他、大崎駅東口方面には2007年にアートヴィレッジ大崎セントラルタワーがオープンし、2015年には大崎ブライトコアもオープンしている。その他、数多くのレストランやスーパーが開業し、高層マンションも数多く建設され、各ビルを結合するペデストリアンデッキも設けられたことで、生活面での利便性が大きく向上している。再開発が始まってからの歴史が浅いため、品川や新宿などと比較するとまだ発展途上であり、高層ビルの数は少ない。現在は有名な大企業の本社オフィスが多数存在し、日本の先端産業を支える街の1つとなっている。