彼女はいないけど実は奥さんがいた彼
「この人と結婚したらこんな家庭を作れそうだな」
「結婚したらこんな生活を送りたいな」
恋愛をしている時、こんな風に考えた事一度はありますよね?
今回のクライアントAさんもいずれは彼と結婚して幸せな家庭を手に入れると思っていたのに、とあるキッカケから意外な事実をになってしまいました。
Aさんには長く付き合っていた恋人がいたのですが、些細なすれ違いから喧嘩が増え、次第に別れを考えるようになりました。 そんな時よく飲みに行くお店で彼と出会いました。
いつもの様に友人と飲んでいると、たまたま友人の知り合いが来たらしく一緒に飲むことに。 その時、隣にいたのが彼でした。 お酒も入りついつい普段の愚痴がもれてしまったのですが、彼は嫌な顔ひとつせずに最後まで話を聞いてくれたのです。 Aさんにはそれがとても嬉しく、また彼も Aさんに興味を持ってくれたようで後日一緒に飲む約束をしました。
それから時間を見つけては二人で会う事が増え、徐々に距離を縮めて行ったのです。 しかし仕事が忙しいせいか飲みに行く以外会う事が出来ませんでした。 プライベートな事を聞いてもあまり詳しく話してくれないので、思い切ってAさんは彼に聞いてみました。
『彼女とかいないんですか?』
すると彼からの答えは
『彼女はいないよ、いたらこうやって会わないだろう?』
そう言ってきたのです。 この時点で彼に好意を持っていたAさんは舞い上がってしまい、特に深く考える事なく彼の言葉を真に受けてしまいました。 そして彼と付き合う事になりました。
しかし、相変わらずデートは中々出来ないし会う時は飲みに行くかAさんの家でした。 Aさんは若干不満はあったものの、連絡はマメに取れるし短い時間でもちゃんと会ってくれる彼に対して特に何も思っていませんでした。
そんな関係がしばらく続いた後、彼と出会った時に飲んだ友人と飲むことになったのです。 お互いの仕事の話や近況報告をしている時、Aさんは彼の事を話しました。 友人は彼の事を直接知っている訳ではなかったので付き合った事を知り、びっくりしたそうですが良かったねと祝福をしてくれたそうです。
でも、その時についぽろっとAさんの口から愚痴が出てしまったのです。 その話を聞いた友人は少し気にかかったようで 『もしかしたら何かあるのかもよー?』 と冗談交じりで言ったそうですが、Aさんの中でもずっと気にかかっていた事だったのでやっぱりそうかな?と友人に言ったそうです。
すると友人は知り合いに連絡を取ってくれて、さりげなく彼の事を探ってくれました。 その時、二人は予想していなかった事実を知る事になりました。 実は彼は結婚していて奥さんと子供がいるというのです。
最初はたちの悪い冗談だと笑ってごまかしていましたが、今までの不審な点をつなぎ合わせると全部が繋がることに気付きました。 その場ですぐに彼に事実を問い詰めたらすぐに分かる事でしたが、Aさんは信じられない反面その事実を受け止めたくなかったのです。
しかし、このままではいけない。そう自分で確認 をする為に今回依頼をされました。
今回は彼の職場や自宅、生活リズムなどが既に分かっていたので調べるのは簡単でした。 やはり彼には奥さんと子供がいたのです。 仕事柄、夜遅くまで帰らない事があっても特に怪しまれる事がないので、バレる要素はなかったようです。 それに休日はちゃんといい旦那、いいパパを演じてらっしゃったので、奥さんからしたら疑う余地もなかったのでしょう。
しかし、このまま関係を続けていてもいずれバレる時は来るだろうし、Aさんにとっても奥さんにとっても気持ちのいいものではありません。 ましてやヘタをすればAさんが訴えられ慰謝料を請求される事態もあります。
Aさんは意を決して彼と話をする事にしました。 するとあっさりと事実を認めました。 彼からすると 『奥さんはいるけど、付き合ってる人はいないから彼女はいない』 そんな意味合いでAさんに嘘は付いてないと言ったそうです。 Aさんと知り合って心が揺れてしまい、ついそんな事を言ってしまったと…。
しかし、Aさんはいくら彼の事が好きでも家庭のある人との恋愛は出来ないとすぐに別れを切り出し、関係を終わらせたそうです。
いくら心が揺れてしまったからと言っても許される事ではありません。 どんな結末になっても誰かが辛い思いをする事になります。 そうなる前に関係を終わらせる事がの得策と言えるでしょう。
少しでも気になる点や不審な所があったら、しっかりと調べてみるのも大事なことですね。