東京都錦糸町駅
錦糸町駅(きんしちょうえき)は、東京都墨田区江東橋三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。
錦糸町は、東京都により「錦糸町・亀戸副都心」に指定されている。錦糸町駅にはJR総武線、東京メトロ半蔵門線が乗り入れる。地名の由来は、現在のJR錦糸町駅の北口の北斎通りに位置していた「錦糸堀」から来ている。なお、錦糸堀の由来については「岸堀」が訛ったものと諸説あるが不明である(本所七不思議の「おいてけ堀」は錦糸堀のこととされる)。現在の町名では、駅北側が墨田区錦糸、南側が墨田区江東橋である。墨田区随一の繁華街として賑わっており、おびただしい数の商業施設が集積している。また、横川や亀沢などは屋敷町としての歴史がある。
錦糸町駅周辺
錦糸町はJR錦糸町駅によって南北に分けられる。
南口
南口は、城東エリア最大の風俗店や飲食店、場外馬券売り場 (WINS) があり、全般に猥雑な雰囲気がある。ファッション系商業施設の丸井、24時間営業の食品スーパー西友を擁する大型店LIVINに錦糸町PARCOが2019年3月16日に開業。駅ビルのテルミナには食品スーパー、家電量販店のヨドバシカメラなど多くの大規模な小売店などが営業を行っている。また、マグロのぶつ切りで有名な鮮魚店の魚寅も京葉道路を渡った丸井の並びにある。
駅左手の四ツ目通りをわたったところにある楽天地には、映画館と天然温泉楽天地スパがある。また、国道14号(京葉道路)を松代橋方向に進み南に渡ると花壇街の先に東京都立墨東病院がある。また両国橋方向に向かうとブレーキ博物館などがある。
北口
北口は近年再開発が進み、古くからの歓楽街である南口とは雰囲気を異にする。東武ホテルレバント東京(旧 東京マリオットホテル錦糸町東武)や、新日本フィルハーモニー交響楽団のホームであるコンサートホール「すみだトリフォニーホール」が並ぶ。また、「生活バリューモール」と称するショッピングセンターのアルカキット錦糸町がある(かつてはそごうのあった場所である)。
夜間や休日などには、駅前の南口や北口において、さまざまなジャンルのストリートミュージシャンの演奏を見ることもできる。オリナスの南側には錦糸公園に墨田区総合体育館があり、スポーツも盛んである。