渋谷区

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東京都渋谷区

渋谷区(しぶやく)は、東京都の特別区のひとつ。区の成立は1932年(昭和7年)で、1962年(昭和37年)の住居表示施行後から現在まで32の町名がある。区役所の所在地は、区内宇田川町(2015年10月から2018年までは、渋谷1丁目の仮庁舎に一時移転中)。

概要

渋谷区は東京における城西地区に位置し、千代田区、中央区、港区、新宿区とともに「都心5区」に数えられる。[要出典][誰によって?]

ターミナル駅である渋谷駅を中心とした渋谷地区は副都心のひとつとなっているほか、新宿駅に程近い代々木や千駄ヶ谷は新宿のオフィス街・繁華街と一体となっている。また、青山(港区)に隣接する原宿・表参道はファッションの中心として知られるほか、代官山周辺や恵比寿などには商業施設やファッション関連の産業が集積している。さらに渋谷区は明治神宮や代々木公園など、都心にありながら広大な緑地を有しており、周辺には松濤や代々木上原といった都内有数の高級住宅地も点在している。また、同様に高級住宅地として知られる広尾は麻布区に起源を持ち、現在でも麻布に近い地域性を持つ。

一方、区内北部、とりわけ甲州街道や京王線沿いよりも北側の地区は中野区や新宿区に続く過密な住宅商業地区となっており、他の町域とは趣を異にする。

区内の年間平均気温は約15℃。

代表的な地域

2013年(平成25年)3月15日、渋谷駅東口の状況。

2014年(平成26年)9月21日、渋谷駅西口の状況。
渋谷駅周辺
東急グループの拠点であり(渋谷駅前の百貨店は、東横百貨店だった)、商業活動が活発。渋谷駅ハチ公口側に百貨店やファッション専門店、飲食店、カフェ、遊戯施設などが密集しており、渋谷公園通り(区役所通りを改称)・センター街・道玄坂・スペイン坂・パルコ・SHIBUYA 109などの定番スポットも多い。
渋谷駅周辺については「渋谷」を参照

表参道のケヤキ並木

2013年(平成25年)11月3日、明治神宮秋の大祭の流鏑馬奉納。
神宮前・表参道(原宿も含む)
街路樹が立ち並ぶ表参道沿いと周辺には有名ブティックをはじめとしたアパレル関連の店舗および事務所、そして美容室が多く集まる。2006年には新しい商業施設「表参道ヒルズ」もオープンした。参道の先には明治神宮があり、年末年始の参拝客は日本一である。
代官山
代官山は渋谷区の中では表参道などに次ぐファッションタウンであり、旧山手通り沿いなどには、和洋中の有名レストランも数多い。
恵比寿
恵比寿はもともと下町であったが、JR山手線沿線で通勤に便利な立地であることから、近年は駅周辺にオフィスビルが増え、日中はビジネスマンで賑わっている。1994年に恵比寿ビール工場跡地に建設された恵比寿ガーデンプレイスによって今日の恵比寿へと発展するきっかけとなった。
神泉町・渋谷区渋谷
ともに、渋谷の駅から坂を上った所にあり、特に神泉は渋谷区内で陰に隠れた存在であったが、「ビットバレー」と呼ばれ、IT関連のビジネス街となっている。
渋谷区南部の住宅地
渋谷区南部にある住宅地は、一般に閑静な住宅地である。南平台町・広尾・松濤などは、渋谷区の中でも特に地価が高い。
甲州街道沿い(京王新線沿線)
笹塚・幡ヶ谷・初台(本町)の3つの街があるが。渋谷の街よりも新宿へのアクセスのほうが格段に良い。初台にはオペラタワーというオフィスビルがある。
代々木地域(小田急線沿線)
ここでいう代々木地域とは、JR代々木駅周辺というよりむしろ旧代々木村の全域を指し、代々木上原や富ヶ谷といった広範囲なエリアを指す。最寄の鉄道路線は小田急線である。宇田川などの河川によって形成されたいくつもの谷があり、地形的には起伏に富んだ地域で町の様相は隣接する世田谷区に似通っている。

歴史

渋谷区が初めて設置されたのは1932年(昭和7年)のことで、それまでの東京府豊多摩郡の13町が東京市に編入されることになり、同郡の渋谷町、千駄ヶ谷町、代々幡町の3町をまとめて「渋谷区」とされたものである[1][2]。この際、豊多摩郡の残り10町は、2-4町ずつまとめられ、「中野区」、「杉並区」、「新宿区」として再編された。

3町の合併後の区名が「渋谷」となったことについては、当時3町の中で最も発展していたのが渋谷町であり、そのためにその町名が区名として採用されたといわれる[3]。

前史
詳細は「渋谷町 (東京府)#歴史」を参照
詳細は「千駄ヶ谷町#歴史」を参照
詳細は「代々幡町」を参照
渋谷区成立後
1930年代 -
1932年(昭和7年)
10月1日 - 豊多摩郡渋谷町、千駄ヶ谷町、代々幡町が東京市に編入されると同時に合併し、渋谷区誕生
3月31日 - 東横線渋谷 - 桜木町間全線開業
1933年(昭和8年)8月1日 - 帝都電鉄線渋谷 - 井の頭公園間開業。翌年吉祥寺まで全線開業
1934年(昭和9年)
4月21日 - 渋谷駅前にハチ公の銅像建立(初代)[4]
11月1日 - 渋谷駅に東横百貨店(現:東急百貨店東横店)開業。関東では初のターミナル・デパート
1935年(昭和10年)3月8日 - フィラリアにより、ハチ公が渋谷川の稲荷橋付近の路地で死去[5]
1936年(昭和11年) 12月 - 神宮通一丁目(後の電力館付近)に区役所庁舎が完成
1938年(昭和13年)12月20日 - 東京高速鉄道(現:東京メトロ銀座線)の渋谷駅が東横百貨店3階に開業。
1939年(昭和14年)1月 - 箱根土地が徳川山(西原)の分譲を開始
1943年(昭和18年)7月1日 - 東京府・東京市が都政施行
1945年(昭和20年) - 陸軍代々木練兵場がGHQに接収され、ワシントンハイツとなる
1946年(昭和21年)7月19日 - 渋谷事件
1948年(昭和23年)8月15日 - 渋谷駅前にハチ公の銅像復活(二代目・現存)[6]
1950年代 -
1950年(昭和25年)6月 - 国土計画興業が徳川山南(大山町)に分譲を開始
1956年(昭和31年)12月1日 - 渋谷駅東口に東急文化会館開館
1957年(昭和32年)12月1日 - 渋谷地下街(現:しぶちか)開業
1958年(昭和33年)
10月 - 丸井渋谷店開店
原宿セントラルアパート完成( - 1986年)
1961年(昭和36年)
7月30日 - リキスポーツパレス完成
10月 - 1964年に開催される東京オリンピック会場・選手村建設地としてワシントンハイツの返還が決定
1962年(昭和37年)
5月10日 - 「住居表示に関する法律」による町名改正・街区番号整理
1963年(昭和38年)3月27日
渋谷区長選任の贈収賄事件に関連して、最高裁判所大法廷は特別区において区長公選制を認めないことが憲法93条2項に反しないと判断
1964年(昭和39年)
ワシントンハイツ跡地に、渋谷区総合庁舎・渋谷公会堂・国立代々木競技場完成
渋谷川の明治通り交差部(旧宮下橋)から上流部の暗渠化・下水道化工事が完成
宮下公園を人工地盤上公園に改築、地平部は駐車場とする
1965年(昭和40年)
渋谷区役所が現在地に移転・開業
東京オリンピック選手村跡地の一部が国立オリンピック記念青少年総合センターとして発足、また同年、同じく選手村跡地のNHK放送センターが第1期運用を開始(完全移転は1973年7月31日)
日本初の億ションであるマンションのコープ・オリンピアが原宿(神宮前)に完成
6月13日 - 渋谷東急ビル開業(現:渋谷東急プラザ)
1967年(昭和42年)
4月19日 - 映画館(渋谷松竹・渋谷国際)などの跡地に西武百貨店A・B館開店
10月20日 - 東京オリンピック選手村跡地に代々木公園開園
11月1日 - 旧大向小学校跡地に東急百貨店本店開店。渋谷の商業地域の拡大が始まる
12月10日 - 都電中目黒線(渋谷橋 - 恵比寿駅前 - 中目黒)、6系統(渋谷駅前- 新橋)、8系統(中目黒 - 築地)廃止[7]
1968年(昭和43年)9月29日 - 都電青山線(渋谷駅前 - 青山1丁目)、9系統(渋谷駅前- 新佃島)、10系統(渋谷駅前 - 須田町)廃止[7]
1969年(昭和44年)
5月11日 - 東急玉川線(渋谷 - 二子玉川)など廃止
10月26日 - 都電天現寺橋線(渋谷駅前 - 天現寺橋)、34系統(渋谷駅前 - 金杉橋)廃止[7]。渋谷区内の路面電車はすべて廃止になる
1970年代 - 80年代
1970年代は若者の街、若者文化などの、流行の発信地の大きな移動が始まり若者文化の歴史を大きく変えた。(新宿→渋谷)この影響で渋谷だけではなく、渋谷区の中にある原宿を含めた渋谷区全体に大きな変化が訪れることになる。1970年頃までは、若者の街、若者文化の流行の発信地といえば、何といっても新宿だった。しかし、1973年に渋谷でPARCOの開店があり、日本における若者文化の歴史が大きく変化。その流れは「新宿から渋谷、または原宿を含めた渋谷区全体へ」と移り変わっていく。

1970年(昭和45年)
10月1日 - 渋谷駅西口駅ビル竣工(3階 - 8階:東急百貨店東横店南館)
1971年(昭和46年)
現在の公園通りの入り口に丸井ファッション館(現:マルイジャム)開店
11月14日 - 渋谷暴動事件
1972年(昭和47年)
渋谷区役所通りが、パルコ開店を前に公園通りと命名される
10月20日 - 営団地下鉄千代田線、霞ケ関 - 代々木公園間開業
1973年(昭和48年)
6月14日 - パルコPART1開店。「西武劇場」(現:PARCO劇場)開設。公園通りの活性化により「ファッションの街」としてのイメージが定着する
6月20日 - NHKホール完成(オリンピック選手村跡地がほぼ現在の形になる)
1975年(昭和50年)12月 - パルコPART2開店
1976年(昭和51年)4月7日 - 東急新玉川線、渋谷 - 二子玉川園開業
1978年(昭和53年)
3月31日 - 営団地下鉄千代田線、代々木公園 - 代々木上原間開業、小田急線との直通運転開始
8月1日 - 営団地下鉄半蔵門線、渋谷 - 青山一丁目間開業。東急新玉川線との直通運転開始
9月9日 - 東急ハンズが井ノ頭通りに開業
ラフォーレ原宿が開店
1979年(昭和54年) - ファッションコミュニティ 109(現:SHIBUYA 109)開業。公園通り・井ノ頭通り・東急本店通り(現:文化村通り)周辺が商業中心として確立される
1981年(昭和56年)9月 - パルコPART3開店
1984年(昭和59年) - 丸井本館(現:マルイシティ)開店
1985年(昭和60年)11月6日 - THE PRIME開店
1986年(昭和61年)
3月21日 - 西武百貨店SEED館開店
4月29日 - ONE-OH-NINE開店
1987年(昭和62年)
10月30日 - 109-2開店
11月 - 西武LOFT館開店
1988年(昭和63年)6月 - クアトロ・バイ・パルコ(現:パルコクアトロ)オープン
1989年(平成元年)
9月3日 - 複合文化施設「Bunkamura」開業
東急本店通りが文化村通りに改称
1990年代
1998年(平成10年)3月 - 渋谷インフォスタワー完成
1999年(平成11年)
12月 - 「Q-FRONT」開業
12月 - 西武百貨店モヴィータ館(旧:SEED館)開店
2000年(平成12年)4月7日 - 渋谷マークシティ開業
2000年(平成12年)3月 - セルリアンタワー完成
2002年(平成14年)10月 - パルコミュージアムオープン
2006年(平成18年) - 表参道ヒルズ開業。渋谷公会堂が改装・指定管理者導入の上、通称命名権を売却し「渋谷C.C.Lemonホール」に(正式名称は変わらず)
2008年(平成20年)6月14日 - 東京メトロ副都心線、池袋 - 渋谷間開業
2010年代 -

2013年(平成25年)3月15日、東横線ホーム、東横線地下化による最終日。
2012年(平成24年)4月26日 - ‪渋谷ヒカリエ‬(商業施設)開業
2013年(平成25年)3月15日 - 東急東横線が渋谷駅の地下化に伴い80年の歴史に幕を閉じた
2015年(平成27年)3月31日 - 同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める「パートナーシップ証明書」を発行するための全国で初めての区の条例が、区議会で可決・成立。同年4月1日より施行[8]
2016年(平成28年)4月4日 - 新宿駅南口地区(甲州街道より南側の渋谷区内)に、鉄道駅と高速バス・タクシー乗降場を集約した交通ターミナル「バスタ新宿」が開業
2017年(平成29年)5月17日 - 渋谷区と東京電力ホールディングスは、IoT技術を活用した見守りに関する社会実証実験を開始すると発表した。本サービスは6月より開始[9]
過去の出来事
渋谷事件
1946年7月19日、東京・渋谷の渋谷警察署前で発生した抗争事件。警視庁渋谷警察署、暴力団の落合一家、武田組および愚連隊の万年東一一派の連合隊と、武装した在日台湾人グループとの間に発生。死者は事件当日警察官1人・在日台湾人2名(当日後含め7名)。重軽傷者は35名(警察官1名・在日台湾人34名)。
渋谷暴動事件
1971年11月14日、東京・渋谷において発生した暴動事件。11月14日に沖縄県に行われた沖縄返還協定批准阻止のゼネラル・ストライキに呼応して行なわれた「沖縄返還協定批准阻止闘争」で、革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)の学生ら約400人が、渋谷で警戒中の機動隊や渋谷駅前派出所を火炎瓶等で襲撃。警察官1人殉職、警察官3名重傷。

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