千葉県八街市
概要
八街市(やちまたし)は、千葉県北部に位置する市である。千葉市への通勤率は13.7%(平成22年国勢調査)。
歴史
明治の初期、新政府の政策により徳川幕府の放牧地であった小金牧・佐倉牧の開墾が進められることとなり、開墾局が開庁した(下総台地#開発参照)。明治2年5月25日(1869年7月4日)に、開墾着手の順序によって以下の地名が命名された。八街(やちまた)という地名はこれに始まる。明治5年11月2日(1872年12月2日)にそれぞれの村が誕生した(九美上は1876年(明治9年)10月23日)。
初富(はつとみ) 現在鎌ケ谷市の一部
二和(ふたわ)・三咲(みさき) 現在船橋市の一部
豊四季(とよしき) 現在柏市の一部
五香(ごこう)・六実(むつみ) 現在松戸市の一部
七栄(ななえ) 現在富里市の一部
八街(やちまた) 現在八街市
九美上(くみあげ) 現在香取市の一部
十倉(とくら) 現在富里市の一部
十余一(とよいち) 現在白井市の一部
十余二(とよふた) 現在柏市の一部
十余三(とよみ) 現在成田市、香取郡多古町の一部
1872年(明治5年)11月2日 - 印旛郡八街村が誕生。
1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、八街村、文違村、榎戸新田、大関新田、雁丸新田が合併し、印旛郡八街村が発足。
1919年(大正8年)1月1日 - 八街村が町制施行により八街町(初代)となる。
1954年(昭和29年)10月31日 - 山武郡日向村(現在の山武市)のうち大木、木原地区の一部を編入。
1954年(昭和29年)11月1日 - 隣の川上村と合併し、八街町(2代目)を新設。
1956年(昭和31年)4月1日 - 山武郡山武町沖渡の一部を編入。
1992年(平成4年)4月1日 - 1990年(平成2年)10月の国勢調査で市制規定人口の5万人を越えた為、市制施行。人口54,756人の八街市が誕生(千葉県で30番目の市制施行)。