東京都中央区
中央区(ちゅうおうく)は、東京都の特別区のひとつ。
概要
東京の都心を構成する区のひとつであり東京23区のほぼ中央に位置する。区内には、日本橋・八重洲・築地・月島・晴海・銀座等といった街がある。
面積は10.094km2で、東京23特別区の中では台東区に次いで2番目に小さい。
人口は、千代田区に次いで少なく156,823人・89,132世帯(2018年1月1日現在)。近年、定住人口は増加傾向にあり、2013年4月に定住人口13万人を1967年以来46年ぶりに達し、2017年1月には15万人に達した。日本橋や銀座などの大商業地域(オフィス街)を複数抱えるため、昼間人口は60.6万人に膨れ上がる。また、商業地域としての特徴が強く、建物はビル(オフィスビル)が目立ち、住宅としてはマンション(超高層マンションや公営住宅も)や団地などの集合住宅が大半を占め、低層住宅の一戸建てやアパート(長屋も)などはかなり少ない(南部の佃や月島付近に点在するのみ)。
道路は碁盤目状で、他の区と比べると比較的よく整備されている。
歴史
近世以前
江戸郷内前嶋の位置にあたる。
近世
江戸町に相当。寛政の改革では雇用政策として石川島(現在の大川端)に人足寄場が設置された。
1603年4月14日 - 日本橋(初代)が架橋される。
近・現代
1869年 - 築地鉄砲洲(今日の明石町付近)に外国人居留地設置(〜1899年)。
1953年 - 戦後の復員や戦災復興などにより、定住人口過去最高となる172,183人を記録した。
1967年 - 高度経済成長に伴う都市化で都心離れが進み、定住人口13万人を割った。
1997年4月 - 定住人口過去最低となる71,806人を記録した。
2007年4月4日 - 定住人口10万人を31年ぶりに達した。
2011年 - 日本橋(第十九代)架橋100周年を迎える。
2013年4月4日 - 定住人口13万人を46年ぶりに達した。
2017年1月13日 - 定住人口15万人を55年ぶりに達した。
区の沿革
京橋区役所(1930年頃撮影)
1878年11月2日施行の郡区町村編制法に基づく東京15区のうち、日本橋区と京橋区が誕生。現在の中央区に相当する。
1947年3月15日 - 両区を併せて現在の中央区となる。旧日本橋区域の町名に「日本橋」の冠称が付く。
1947年5月3日 - 地方自治法施行により、中央区は特別区となる。
2017年3月15日 - 中央区制施行70年。
地名の由来
東京市(現東京都区部)のほぼ中央に位置することから。