「捜索願」という言葉は知っていても、実際にどのように出せばいいのかわからない方も少なくありません。警察に行方不明者の捜索を依頼するための捜索願ですが、実は誰でも出せるわけではないのです。行方不明者の家族や親族、後継人、監護者、同居人、恋人、雇用人は可能で、少し面識がある程度では、届け出を出すことはできません。

また、どこの警察でも届け出ができるわけではなく、行方不明者の住所や居所を管轄、もしくは、行方不明になった場所を管轄、捜索願を届け出る人の住所や居所を管轄とする警察署と決められています。

捜索願を出す時には、印鑑と身分証明書を携帯し、行方不明者の写真や手掛かりなどももっていくようにしましょう。印鑑や身分証明書がなければ、不受理になる可能性があるので、注意が必要です。

捜索願を出す際の書類には、行方不明者の氏名、住所、生年月日、血液型、職業、身体的特徴、服装、所持品などの情報や、失踪した場所や日時、想定される原因、心当たりの場所など、手掛かりになりそうなことをなるべく細かく記入します。そうした細かい手続きを行った後、無事に捜索願が受理されます。

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