探偵っていったいどんな職業なの?【探偵の豆知識】第5弾
- 2025-1-26
- 未分類

みなさん探偵についてどれぐらい知っているでしょうか?
今回の記事では【探偵の豆知識第5弾】といたしまして、探偵業の業界団体についてや探偵になるためにはどうすればいいのかなどをご紹介していきます。
前回の記事では探偵の成り立ちや調査依頼後の報告までの流れについてご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
探偵業の業界団体って?

日本全国で探偵業者として公安委員会に届出を出している探偵業者は約5000件あり、全国に多数存在していることが分かります。
もし探偵に何かを依頼するようなことがあれば、探偵社を選ぶポイントとしていくつか挙げられます。
探偵の調査料金は消して安いモノではありませんので、信頼性の高い探偵に依頼したいですよね?
しかし全国に5000件もある探偵社から信頼性の高い探偵社を探すのは大変な作業となっています。
そこで、1つの目安として探偵業には、いくつかの業界団体が設立されており、それぞれの団体で規制を行い探偵業の品質向上を図っています。
内閣総理大臣認可法人【全国調査業協同組合】
全国調査業協同組合 略:全調協組合 は、全国展開している調査業の団体としては日本で初めての内閣総理大臣認可法人です。
「誠実な契約」「卓越した技術の実践」「感謝される報告」をモットーとして教育・指導に当たっています。
社団法人【日本調査業協会】
日本調査業協会は、内閣総理大臣(国家公安委員会)認可を受け、日本で唯一の全国組織として公認された公益法人で、警察庁を監督官庁としています。
全国で約400社の探偵事務所、興信所、調査会社、探偵社を擁しています。
内閣府認証NPO法人【日本興信探偵業協会】
日本興信探偵業協会は、探偵業・調査業として、適正な調査業務、探偵業・調査業界の健全な発展や調査業者間の親睦を目的として昭和61年に任意団体として設立されました。
以上の様な探偵業・調査業の業界団体に入っているかどうかも、探偵社を選ぶ際のポイントにもなっています。
組合等に連絡すれば、依頼の内容や住んでいる場所などから信頼できる探偵社の紹介も受けられます。
探偵になるためにはどうすればいいのか?

テレビドラマや漫画・アニメなどでは誰でも探偵を名乗って活躍しているように見えますが、実際は「探偵業の業務の適正化に関する法律」が平成19年に施工されてからは、限られた人にしかなれない登録制となっています。
探偵になるために知っておくべき事
探偵になるために必要なことは一般的に「探偵会社に勤める」または「探偵会社を設立して登録し自分で行う」の2つとなります。
探偵のイメージとしては、事件を解決に導く影の功労者であったり、ストーカーなどの魔の手から住民の方を守るヒーローの様なイメージを持たれている方も多いと思います。
もちろん依頼者様のために人助けをしたり、行方不明者を見つけたりと喜ばれることの多い職業ですが、依頼者様にとってツライ現実を突きつけることになる職業でもあります。
例えば「人探しを依頼されていたが、調査対象者が亡くなっていた」「浮気調査で浮気の現実を突きつけなければならない」「浮気の相手が依頼者様の知人だった」など、探偵業はデリケートかつ影響力のある仕事というわけです。
基本的な調査として尾行・張り込み・聞き込みなどの様な体力を伴う調査や、依頼者様への精神的フォローなどメンタル面にも気を使わなければならない職業なのです。
探偵になるための学校・通信教育
探偵学校は探偵事務所が運営していることがほとんどで、探偵学校を卒業すると探偵としての就職や探偵社の開業の支援をしてくれるところが多くあります。
探偵学校の授業では、座学や模擬調査などが行われています。
座学の授業では、尾行・張り込み・聞き込み調査の基本的なことから、調査の具体例などを用いて探偵の知識を教えてくれます。
模擬調査では、調査員として尾行や張り込み調査を行い、探偵としての調査の技術を教えています。
探偵社を開業する方も、探偵社に就職し探偵として働く方も多くの方が探偵学校に通ったり、通信教育で探偵の仕事を学んでいます。
探偵学校と通信教育の授業内容は?

一般的な探偵のイメージから、探偵に憧れて探偵業を開業したり探偵社に就職して探偵として活躍したいと思っている方は多いようですが、探偵はイメージしているような華やかな仕事ではなく地味な仕事です。
日本では探偵になるためには資格などは必要なく探偵事務所に就職すればすぐに探偵になることが可能です。
ちなみにアメリカでは探偵になるためにはライセンスが必要となっており、試験を突破した限られた人だけが探偵として活動しています。
日本では探偵になるための資格はありませんが、特殊な職業だけに基本的な知識を持って、ある程度の技術を身に付けておくことが必要となります。
探偵社の中には、探偵学校・通信教育の過程を卒業していないと入社できない企業もあるようです。
先ほどもお話しましたが、探偵社が運営している探偵学校も多いので、そちらで授業を受け、卒業してから入社となる場合もあります。
探偵学校の教育内容
各探偵学校や、渡される教材によって多少の違いはありますが、探偵学校では探偵業の基本的な知識と調査の技術を教えています。
一般的な授業内容は以下の通りです。
【探偵業の一般常識】
・探偵の義務や探偵業法に関する法律の知識
・調査の際の法務局、陸運局、公共機関等の活用方法など
・離婚や離婚調停、養子縁組・失踪などの手続き方法
・開業に必要な申請や書類の書き方・設備などの解説
【現場での知識や技術】
・探偵用語・襟取り(調査対象者の人間関係などを調べる行為)・張り込み・尾行・聞き込み・人探し等の模擬調査
・情報機器の取り扱い方
・浮気調査、人探し、企業の信用調査等の調査方法など
・依頼者様への調査報告書の作成方法や金額の算出方法
このように探偵として活動するために必要な基礎知識や具体的な調査方法、模擬調査を行っての調査技術の獲得のための授業が行われます。
探偵になるためには資格は必要ないが知識と技術が必要

テレビドラマや漫画・アニメなどでは高校生が探偵を名乗って調査したりと、頭がよくて柔軟な発想があればだれでもなれると思われがちですが、実際ほとんどの探偵が探偵学校を卒業したり、通信教育等で十分な知識と技術を身に付けた上で探偵として活躍しています。
探偵業界団体の組合の事などは、テレビ等では紹介されませんので知らない方も多かったのではないでしょうか?
私たちトラスト・アイ総合探偵事務ではベテランの調査員とベテランの相談員がご依頼者様に寄り添った対応を常に心がけています。
何かございましたら電話での無料相談も行っていますのでお気軽にご相談くださいませ。