探偵っていったいどんな職業なの?【探偵の豆知識】第4弾
- 2025-1-23
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みなさん探偵についてどのくらいっているでしょうか?
今回は【探偵の豆知識第4弾】といたしまして、探偵社の成り立ちや依頼契約時の探偵の義務についてご紹介していきます。
イメージとは違う部分や意外と知られていないこともあるかもしれませんので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
探偵社の成り立ちについて

そもそも「探偵」という職業はどのようにして生まれたのかご存知でしょうか?
世界で最初の探偵と、日本初の探偵についてご紹介します。
世界初の探偵社とは?
19世紀高度成長期のヨーロッパ、フランスの「フランソワ・ビドック」という元兵士で犯罪者だった男性が世界で初めて私立探偵社を設立したとされています。
彼は得意な脱獄と変装の技術を買われ、パリ警察に密偵としてスパイ活動や情報収集を行っていたようです。
1850年には「アラン・ピンカートン」がアメリカ初の私立探偵社であるピンカートン探偵社を設立し、リンカーン暗殺計画を未然に防止したとして有名になりました。
日本で初めての探偵社は?
産業の振興によって企業の運営や、証券取引所の取引が活発するのに伴い「信用調査」が産業発展に必要不可欠となっていた時代、1891年(明治24年)に、日銀と大阪地区の銀行などによる出資で設立された「商業興信所」が日本初の探偵社であるといわれています。
また、1895年(明治28年)に岩井三郎が東京・京橋に「岩井三郎事務所」を開いたのが、日本の私立探偵の始まりだと言われています。
なお当時の「岩井三郎事務所」は現・株式会社ミリオン資料サービスです。
元警察官だった岩井三郎は、大正初期に起こった「シーメンス事件」「花王歯磨密造事件」「古河炭鉱詐欺事件」「元満州馬賊伊達順之助による殺人事件」の解決に寄与した私立探偵として有名です。
岩井三郎は殺人事件や汚職事件に関りがあり、みなさんのイメージと似た華やかな印象のある探偵ですが、弟子入りを志願した江戸川乱歩に「探偵に必要なのは推察力よりも粘り強さと根気だ」といって追い返したと言われています。
探偵の契約締結時の「義務」とは?

探偵社は探偵業法によって、契約時には必ず守らなければならない3つの義務があります。
私たち探偵社はこれから説明する3つの義務を遵守し、ご依頼者様と契約を締結します。
契約時の義務「秘密の保持の書類書面の提示」
【第七条】
探偵業者は、依頼者と探偵業務を行う契約を締結しようとするときは、当該依頼者から、当該探偵業務に係る調査の結果を犯罪行為、違法な差別的取り扱いその他の違法な行為のために用いない旨を示す書面の交付を受けなければならない
このように探偵社は、ご依頼者様が調査結果を違法な行為に使用しないための書面の交付を受けなければならなくなっています。
重要項目の説明
【第八条】
探偵業者は、依頼者と探偵業務を行う契約を締結しようとするときは、あらかじめ、当該依頼者に対し、次に掲げる事項について書面を交付して説明しなければならない。
「次に掲げる事項」は以下のようになります。
・氏名・名称、代表者について
・届出書類に記載されている事項説明
・個人情報保護法を遵守するものであること
・守秘義務について
・サービス内容
・委託に関する事項
・金銭のやり取りについて
・契約の解除に関する事項
・業務上作成した書類、取得した資料の処分に関する事項
上記の様な重要項目について、契約締結時に依頼者様に必ず説明いなければならない義務があります。
契約書面の提示
探偵社は契約締結時に「委託契約書の作成義務」を交付しなければならないと定められています。
誓約書面の内容は次の通りです。
・当事者同士(探偵社とご依頼者様)の住所・氏名
・当事者同士(探偵社とご依頼者様)の署名と捺印
・調査の種類
・調査の具体的内容
・調査開始日の日時
・調査期間
・成功報酬などの場合調査終了時期
・調査代金の支払い時期
・調査対象となる人物(企業など)
・対象者の写真などを探偵社に預ける場合、預り資料の詳細
・契約成立年月日
上記の様な内容を記載した委託契約書類を作成する義務があります。
以上の様に探偵社とご依頼者様が調査契約を締結する際には3つの義務があり、必ずこれを行わなければなりません。
今後探偵に依頼する機会がありましたら当記事を参考にしていただき、何か漏れや抜けが無いかを確認してみてください。
もしこの3点の義務の内、1つでも欠けているようなことがあればその探偵社には注意した方がいいかもしれません。
探偵社へのお問い合わせから、調査報告までの流れは?

ご依頼者様からご相談のお問い合わせをいただいてから、実際に調査を行い、調査報告作成までの基本的な流れについてご紹介していきます。
ご相談いただいたご依頼者様には「相談員」と「調査員」が担当させていただくことになります。
探偵の調査報告までの流れ①お問い合わせ
ご依頼者様からのご相談を受け付けた時点から探偵の仕事は始まります。
お問い合わせの手段は、電話やメール、LINEや各種SNSのDMなど現在では様々な手段が用いられています。
調査内容を伺い、調査プランをたてる予定を組みますが、電話での無料相談を受け付けている探偵事務所もありますのでご安心ください。
私たちトラスト・アイ総合探偵事務所でも電話での無料相談を受け付けております。
探偵の調査報告までの流れ②面談
ご依頼者様のご相談内容の詳細や、探偵が行う調査内容についてのお話を「面談」という形をもって行います。
面談はご都合によっては、ご依頼者様の住所付近の喫茶店等で行う事もありますが、基本的には探偵社の事務所で行います。
探偵を選ぶポイントでもご紹介していますが、頑なに事務所に呼びたがらない探偵社にはご注意ください。
探偵の調査報告までの流れ③契約の締結~調査の実施
ご依頼者様との面談で、調査の目的や調査内容、調査方法を話し合い決定したのち契約の締結を先ほどご紹介した「秘密の保持の書類書面の提示」「重要項目の説明」「契約書面の提示」に則って、契約を結びます。
電話やメールなどで契約を締結し、調査を行う探偵社もありますが、その際には契約内容や重要項目に関しては十分注意が必要となります。
重要項目の説明には音声録音をしておくか、書面の送付をお願いするなどして対応してください。
調査の契約が結ばれましたら、お話し合いで決めた方法を元に探偵「調査員」が調査を開始します。
探偵の調査報告までの流れ④調査報告書の作成・提出
実際に調査を行った結果をまとめた「調査報告書」を作成し、ご依頼者様に提出いたします。
報告書の内容は、調査対象や調査方法によって異なりますが文章の観の場合や、写真・動画を添付したものを用意いたします。
探偵の調査報告書は裁判でも法的有利に立てる内容のものになります。
探偵調査員によって一連の流れや調査内容、調査結果のレベルは変わってきてしまいますので、明らかに他の探偵社よりも格安過ぎる探偵に依頼し、ちゃんとした証拠写真などが撮れなかったのでやり直し調査を依頼してくる方も少なくありません。
探偵社によっては調査後のアフターフォロー等を行っている探偵社もありますので、探偵を選ぶ際にはそういった情報もあらかじめ入手しておくと良いでしょう。
探偵に依頼する前には必ず探偵に対する知識を身に付けておきましょう!

探偵社によって調査方法や調査期間、報酬の支払い額や見積もりの方法(成果報酬かどうかなど)、アフターフォローの有無など違いがたくさんあります。
中には悪徳な探偵社も世の中には存在していますので、必ず探偵に対する知識をある程度身に付けてから調査依頼をするようにした方が安全かと思われます。
私たちトラスト・アイ総合探偵事務所では先ほどもご紹介しましたが、電話での無料相談も承っております。
ベテランの相談員がご依頼者様に寄り添った対応を心がけておりますので、お気軽にご相談くださいませ。