どこからが不倫?定義や証拠について解説!
- 2022-11-18
- 悩み事
皆さんには「どこからが不倫」といったライン付けはありますでしょうか。
恐らく価値観というものは人それぞれなので、不倫に対するラインも人によって変わって来るでしょう。しかし、実際には法律によって「不倫」の定義が決められています。
そのため自分の中では不倫ではなく「浮気」だと考えていても、訴えられた際に「不倫」だと法的に認められ、「有罪」となる場合があります。
この記事をご覧になっておられる方の中で、現在パートナーがいる方や「不倫されているかも?」と不安になられている方が居る場合には、ぜひチェックしてみてください。
不倫の法的基準
まずは「不倫」という言葉の意味についてご紹介いたします。
「不」は否定的な意味を持ち、「倫」は「みち」とも読み、「人のみち」という意味を持ちます。つまり不倫とは「人のみちではないこと」という意味合いがあります。
そして「不倫」の法的基準についてですが、これはかなり具体的に定められており、「相手との肉体関係」を持つか持たないかで決められます。そのためネット上でもよく見かける「浮気と不倫の違い」は、この「相手との肉体関係」があるか、ないかなのです。
この定義にしたがって具体例を出すと、以下の通りになります。
・既婚者とのキス → 不倫ではない
・既婚者とのデート → 肉体関係次第
・既婚者と手をつなぐ → 不倫ではない
「既婚者とのデート」で「肉体関係次第」と書かせていただきましたが、「肉体関係が疑われるような証拠」がある場合には、実際になかったとしても不倫を認められてしまう場合があります。
また、具体的な民法上の定義としては「特定の相手と不貞行為を繰り返すこと」とされていますが、明確な証拠が収集されている場合には、この限りではありません。1回であったとしても不倫であると認められるケースがあります。
不倫に対する世間の基準をご紹介
先ほどの章では、不倫に対する法的基準について説明させていただきました。
具体的な民法上の定義として「特定の相手と不貞行為を繰り返すこと」、つまり特定の相手と肉体関係を継続的に持っていたかが基準となります。
しかしながら価値観というものは人それぞれであるため、世間の皆さんが持っている「不倫」に対する基準も様々なようです。ここでは一般的な不倫の基準についてご紹介いたします。
内緒で食事
仕事上の付き合いや古い友人の帰省に合わせた食事など、異性と2人で出かけることはよくある話ですが、問題視されている点は「内緒」にしている点です。中には「2人で食事くらいはOK」と考えている方もいらっしゃいますが、「内緒」なのかどうかで変わってくる人も多いようです。
「なぜ秘密にするのか?」ということを考えると、その時点で世間的にはOUTになってしまいそうですね。
手をつなぐ・ハグなどの行為
手をつないだりハグをしたりといった、身体が関わるスキンシップに重きを置いている方は非常に多いです。中には「手をつなぐ」ことに関して「手のつなぎ方次第」といった、かなり具体的なシーンによって左右される方もいるようです。
世間の皆さんが思う不倫の基準について、ごくわずかではありますがご紹介させていただきました。本当に人それぞれで、中には「異性と連絡を取っている」ということで判断する方もいらっしゃいます。「自分がされて嫌なことを他人にしない」というわけではありませんが、一生涯共にしていくパートナーだからこそ、「相手の基準」について理解することも大切なのではないでしょうか。
法的に認められる証拠
実際に不倫をされてしまい相手を訴えたいと考えている際、裁判で勝つためには証拠を集める必要があります。「法的に認められる証拠」とするために、下記の具体例を参考に、押さえておきましょう。
・レシートや領収書、明細など
・写真や動画
・録音データ
・SNSでのやりとり
・探偵事務所の調査報告書
上記の具体例を挙げさせていただきましたが、やはり重要なポイントは「継続的な肉体関係」を証明できるものとなります。これを証明できなければ証拠として認められないばかりか、裁判にすらなりません。また、「加工」が疑われるようなデータについては、法的に認められない証拠とされてしまうケースがあります。
そして証拠を集める際の注意点として、「決してむやみに調査を進めないこと」があります。無理に相手から証拠を収集しようとすると、プライバシーの侵害やトラブルに巻き込まれる可能性があります。プロの探偵事務所に依頼をすることを検討しましょう。
まとめ
今回は「不倫の定義」について解説しました。
具体的に民法上で定められている定義としては「特定の相手と不貞行為を繰り返すこと」とされており、肉体関係の継続的な有無によって左右されますが、証拠によっては「1回の過ち」であったとしても不倫と認められるケースがあります。
そもそもの問題ではありますが、不倫はもちろんながら「浮気」であったとしても夫婦間に何らかの問題があることは明確です。また浮気であったとしても「人を傷つけている」ことには変わりないため、決して許される行為ではありません。パートナーに疑いがある際には、両者で充分に話し合い、理解を深めることが大切でしょう。
そして「どうしても真相が知りたい」と考えている方は、真っ先に1人で調査を進めるのではなく、まずはプロの探偵事務所に相談をすると良いでしょう。プライバシーの侵害に該当したりトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。
私たちトラスト・アイ総合探偵事務所では、そのような不倫調査の依頼に関する実績を多数、公開しております。ご相談からでも問題ございませんので、お気軽にお問い合わせください。